コラーゲン含有量の多い食材、食品
コラーゲンは主に軟骨や腱、皮などの結合組織(細胞と細胞の間を埋めている組織)に多く含まれています。
美容や健康にいいといわれるコラーゲンですが、食品から摂っても意味がないという話もあります。しかし、コラーゲンが多く含まれる食材が身体にいいのは確かです。ここではコラーゲンが多く含まれる食材、食品をまとめました。
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【肉類】
食材名 | 含有量(mg) | カロリー(kcal:100gあたり)※生の場合 |
---|---|---|
牛すじ | 4,980 |
155 |
鶏軟骨 | 4,000 |
54 |
豚白モツ | 3,080 |
179 |
手羽先 | 1,550 |
211 |
豚レバー | 1,800 |
128 |
手羽元 | 1,990 |
229 |
鶏砂肝 | 2,320 |
94 |
ソーセージ | 1,570 |
279 |
鶏もも肉 | 1,560 |
200 |
豚スペアリブ | 1,460 |
277 |
鶏レバー | 860 |
111 |
牛肩肉 | 750 |
286 |
ハム | 1,120 |
196 |
おすすめは煮込み料理、煮汁ごと食べよう
肉に存在するコラーゲンはもともと硬い繊維状のたんぱく質です。
料理をする際、約65℃で収縮を始め硬くなってしまいますが、75~85℃で柔らかくなり始めゼラチン化します。これは、らせん状に巻かれた3本の糸のような形をしたコラーゲンの分子が、熱が加わることで糸がほぐれバラバラになるために起こります。
このゼラチンが煮汁に溶けだすため、コラーゲンを摂るなら煮汁ごと食べられる料理がおすすめです。
【魚類】
食材名 | 含有量(mg) | カロリー(kcal)※100gあたり |
---|---|---|
フカヒレ | 9,920 |
342 |
ウナギのかば焼き | 5,530 |
293 |
サケ(皮アリ) | 2,410 |
138 |
さんまの開き(皮アリ) | 2,230 |
287 |
ぶり(皮アリ) | 1,620 |
257 |
真イワシ | 1,060 |
217 |
真アジの開き(皮なし) | 1,010 |
121 |
エビ | 1,150 |
97 |
イカ | 1,380 |
88 |
ハモ(皮のみ) | 7,660 |
- |
ハモ(身のみ) | 2,540 |
144 |
しらす干し | 1,920 |
206 |
イカナゴ | 1,290 |
125 |
サワラ(皮アリ) | 1,280 |
177 |
サバ切り身(皮アリ) | 1,250 |
166 |
生牡蠣 | 980 |
60 |
シメサバ(皮アリ) | 700 |
339 |
蒲鉾 | 380 |
84 |
皮ごと食べる料理を
魚ならフカヒレが圧倒的に含有量が多いですが、毎日フカヒレを食べるわけにもいきませんよね(;'∀')
手軽に魚のコラーゲンを摂るなら、皮ごと食べられる料理がおすすめです。魚のコラーゲンはウロコや皮に含まれているため、皮つきと皮ナシでは含有量が大きく変わってきます。
また、魚のコラーゲンは身体に吸収されやすいという特徴を持っています。魚の体温は水温とほぼ同じなため、低温でも溶けやすいのです。
コラーゲンを多く含む食品は高カロリーなものが多いので注意!
表を見ても分かるように、コラーゲンが多い食品はカロリーが高いものが多いです。
また、高脂質な食材にも注意。脂肪分が高い食べ物を摂りすぎると抗酸化物質を多く消費してしまうため老化の原因となったり高脂質症から動脈硬化を引き起こします。
中でも牛肉は高脂質なため、カロリーや脂質が低い鶏肉がおすすめです。しかしコラーゲンを意識するあまり、含有量が多い食事ばかりでは栄養が偏ってしまいます。
コラーゲンドリンクやサプリメントはカロリーが抑えられているため、うまく活用しながら適度に摂取していきましょう。
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